〜マイアミ・ビーチ〜

はじめに
マイアミ・ビーチは細長い島で、そこだけで市となっています。当然Great Miamiの中で一番の観光・リゾートスポット。南北に伸びる白い砂浜、アール・デコの建物、おしゃれなカフェと見所が沢山あります。
 
アール・デコ (ArtDeco)
サウスビーチにあるアール・デコ地区は一番の見所。アール・デコは20世紀初頭にパリを中心に流行した装飾様式。直線を重視したデザインとバステルカラーが特色。この地区はファッションの街としても有名で、流行の先端を行くブティックが立ち並びます。
上の写真のEspanola Way(14stと15stの間)は、アール・デコ地区の中でも最も美しい通りの一つ。週末には出店も立ち並びます。正面の建物はClay Hotelで1週間滞在しました。ユースホステルで、相部屋なら一日20ドル、一人部屋でも40ドルと安いです(1997年夏の時点で)。他のアール・デコのホテルにも泊りましたが、一般的に外見は奇麗ですが中は古いです。しかし、それも趣きがあって良いのですが。また、この通り沿いにはフラメンコをやっているレストランがあります。ステージが始まるのは本場スペインと同じで22〜23時頃と、日本人にはちっと遅い時間。
 
ビーチ沿いのカフェ
サウスビーチの海沿いの6stから11stにかけて、お洒落なオープンテラスのカフェが建ち並びます。みんなアール・デコ調のホテルで、一階がカフェになっています。店の中からはSalsaなどのラテン音楽が流れており、最高の雰囲気。しかし、この辺りのホテルは非常に高いです。もちろん、宿泊していなくても、カフェに入るのは自由。また、大晦日の夜は最高に盛り上がります。
この通りの外れには、イタリアのファッションデザイナー・ベルサーチが殺された、あの例の別荘があります(1997年7月の事件)。この事件の直後であったこともあり、不謹慎にも殺害された門の前で記念撮影する観光客が目立ちました。といっても、自分も写真を撮ってしまったが。この館には、同じくマイアミに住居をかまえるマドンナやスタローンなどのスターが集まり、パーティーを開いていたとのことです。ちなみに、マイアミに住む有名人としては、ラテン界の杉良太郎、フリオ・イグレシアスもおります。
 
ビーチ
ビーチは南端から北端までずっと続きます。南は上で説明したアール・デコ地区で、北上するにつれ、大型のホテルがビーチ沿いに並ぶようになります。家族連れの場合、ノースビーチの方が落ち着いていて良いでしょう。ビーチ沿いには下の写真のような木製の歩道が続きます。どこまで続くのか確かめたくてどんどん歩いてしまいますが、永遠に続きますのでやめましょう。
夏は、ビーチに出るのは30分程度にした方が良いです。日差しの強さはただごとではなく、後で大変な思いをすることになります。
 
その他
・日中は安全ですが、夜は繁華街となるため事件が発生しています。遅い時間帯に出歩く場合は気を付けましょう。
・マイアミビーチは特にヒスパニック系が多い地区で、店の経営者は大概ヒスパニックです。スペイン語が公用語と言っても良い状況なので、店によっては英語が通じません。
・レストランが沢山あり、ちょっとした店でもおいしいです。日本食屋も結構あります。