〜はじめに〜

このホームページを作るきっかけ
マイアミにいざ行こうと思ったときに、日本では同地に関する情報があまりにも少ないことを知りました。特にホームページでの紹介はほとんどない状態(アメリカのホームページはあるが)。そこで、半年間住んだ経験を生かし、簡単ながらマイアミを紹介するホームページを作ることにしました。
 
Greater Miamiとは
マイアミ市の近郊市を含む一帯をGreater Miamiと言います。具体的には、マイアミ市、マイアミ・ビーチ市、コーラル・ゲーブルズ市、ココナッツ・グローブ市、そしてハイアラ市です。マイアミ市自体は小さいので、一般的にマイアミと言われているのはGreater Miamiのことです。
 
日本人の訪問者は少ない
具体的数字はつかんでいませんが、日本からの訪問者は他の観光地に比べて、かなり少ないのでは。日本でのマイアミの情報が少ないのも、この市場原理によるところと思います。理由の一つとして、日本からだとちょっと遠いことがあげられます。乗り継ぎ時間も入れて、18時間程かかります。みんなフロリダというとオーランドのディズニーランド。1週間使わないと十分に楽しめないこともあり、わざわざマイアミまで足を伸ばしません。キーウエストやカリブに行く中継地として立ち寄る人もいますが、危険というイメージがあることもあり、あまり出歩かず次の目的地に行ってしまいます。確かに場所によっては危険なところもありますが、それはアメリカの大都市ならどこでも一緒。
 
それでは、実際はどんなところ?
答えは、都会と、海と、自然と、さんさんと降り注ぐ太陽、そしてラテンの雰囲気のある楽園です。ニューヨークをはじめとする米国各地から、バケーションでやって来ます。また、地理的に近いこともあり、ヨーロッパからも大勢来ます。彼らにとっては、日本人のハワイみたいなところ(実際に、ヨーロッパから来た人がそう言っていた)。又、南米貿易の玄関口となっており、ヒスパニック系が多く住むこともあり、スペイン語が半分公用語みたいになっています。観光地でありながら、日本語の看板は一切なく、日本語で話し掛けてくるぽん引きの兄ちゃんもいません。旅慣れた人には、新鮮で良いのでは。
 
歴史的背景
16世紀にスペイン人が北フロリダに入植を開始し、フロリダはスペインの植民地となった。17世紀に入ると一度イギリス領となるが、アメリカ独立戦争の間に再びスペイン領に逆戻り。1819年にアメリカに併合された。19世紀半ばに鉄道が敷かれたのをきっかけに、リゾート都市として急成長を遂げて行く。マイアミにはキューバ人が多く住んでいますが、彼らは1959年のキューバ革命を機に祖国を捨てて移民してきた人々。マイアミ独特の文化が出来上がった要因の一つです。
 
シーズン
南フロリダは亜熱帯気候に属するため、夏に訪れると100メーター歩くのが限界という激暑状態です。また、8月の終わりから11月にかけては、ハリケーンのシーズン。1992年には「アンドリュー」という大型のハリケーンが襲い、ホームステッドという町が吹っ飛びました。マイアミでハリケーンは侮れません。ということで、冬がベストシーズンです。夜は長袖が要りますが、日中は海に入れる調度良い気候です。クリスマス前から年始にかけては一番のハイシーズンであり、ホテルの予約を早めにする必要があります。旅費を押さえたい人は、やはりオフシーズンの夏です。宿泊費はハイシーズンの半額です。
 
注意:文中に危険度情報がありますが、あくまで体験からの個人的見解であり、責任は負いかねます。海外に行った時はどこでもそうですが、十分に用心の上行動して下さい。
 
(1998年8月)